ホルモン値異常

「FSH値が高いので下げたいんです」「D3でE2がかなり低かったのですが、どうにかできませんか」そんな患者様が当院にも良くいらっしゃいます。当院では、東洋医学的な自然なアプローチによって、こうしたホルモン値を調整していきます。

原因01

自律神経の乱れ

ホルモンと自律神経は相互に影響し合っています。妊娠ホルモンの起点となるGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)は、脳の視床下部で分泌されます。そしてこの視床下部は自律神経の中枢でもあるのです。

ですから、ホルモン分泌の変化は自律神経の乱れを生み(更年期障害など)、逆に自律神経の乱れはホルモン分泌の不調を招きます(不妊症など)。

原因02

血流の滞り

脳から発せられる妊娠の指令は、メッセンジャーであるホルモンが血流に乗って、視床下部から下垂体、卵巣、子宮内膜へと送り届けます。そのため血流が滞っていると、カラダの各器官に十分指令が行き届かないため、妊娠への備えも不十分になってしまいます。

不妊症に関わる主なホルモン

脳の下垂体 FSH(卵胞刺激ホルモン) 卵巣を刺激して卵胞を成熟させる。数値が高いと卵巣機能の低下が疑われる。
LH(黄体形成ホルモン) 卵巣を刺激して排卵を促す。排卵日前を正確に測る指標。
卵巣 E2(エストラジオール/エストロゲン) 卵子の成熟度の指標。子宮内膜を厚くしたり、子宮頚管粘液を分泌させて精子を通しやすくする作用もある。
P4(プロゲステロン/黄体ホルモン) 受精卵が着床しやすい状態を作る。妊娠を継続するのに必要。

治療法

鍼灸治療

鍼灸治療は、自律神経を調整する力を持っています。鍼でツボ(知覚神経が集まっている敏感な場所)を刺激すると、その情報が脳の視床下部にも伝わり、副交感神経(緊張では無くリラックスモードに働く神経)を優位にすることができるのです。こうして自律神経を整えることで、ホルモン分泌も正常へと導いていきます。

また、鍼灸や整体により血液やリンパ液の流れを改善することで、妊娠に向けたカラダ作りを後押ししていきます。