美容鍼でニキビ跡はケアできる?ニキビ跡の赤み・色素沈着を整えるケア法とは
2025年10月31日
ニキビが治った後も残る赤みや色素沈着、凹凸。鏡を見るたびに気になるニキビ跡に、「もう消えないのでは…」と諦めていませんか?美容医療には興味があるけれど、ダウンタイムや副作用が心配という方も多いでしょう。
そんな方にこそ知っていただきたいのが、身体本来の自然治癒力を活かした“美容鍼”という選択肢です。
本記事では、美容鍼がニキビ跡にどのように作用し、どのように改善へと導くのかを詳しく解説します。自然なアプローチで内側から健やかな美肌を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
ニキビ跡の種類と原因

ニキビ跡は大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれ原因や改善アプローチが異なります。まずは自分のニキビ跡がどのタイプなのかを理解することが、効果的なケアへの第一歩となるでしょう。
赤みタイプのニキビ跡
赤みタイプのニキビ跡は、ニキビの炎症が治まった後も毛細血管の拡張が続くことで生じます。炎症部位への血流が増加したまま残存し、肌表面に赤く見えている状態です。比較的軽度のニキビ跡ですが、放置すると色素沈着へと進行する可能性があります。
赤みタイプは、炎症反応そのものが残っているため、抗炎症作用のあるケアが効果的です。血流やリンパの流れを改善することで、新しい肌細胞への入れ替わりがスムーズになり、赤みが徐々に薄くなることが期待できます。
色素沈着タイプのニキビ跡
色素沈着タイプは、ニキビの炎症によってメラニンが過剰に生成され、茶色や黒い斑点が肌に残った状態です。表皮レベルでのメラニン生成過剰が主な原因で、軽度であればターンオーバーによって徐々に薄くなる傾向があります。
しかし、紫外線を浴びるとメラニン色素の生成がさらに促進され、色素沈着が悪化するリスがあります。そのため、色素沈着タイプのニキビ跡には、ターンオーバーの正常化と徹底した紫外線対策が重要になるでしょう。
凹凸タイプのニキビ跡
凹凸タイプ(クレーター)は、最も改善が難しいニキビ跡です。炎症が真皮層にまで及び、コラーゲンやエラスチンといった肌の土台となる組織が破壊されることで、皮膚の一部が凹んでしまった状態を指します。
深い炎症によって線維芽細胞がダメージを受けると、組織修復過程で問題が生じ、クレーター状の凹みが形成されやすくなります。凹凸タイプの改善には、真皮層でのコラーゲン生成を促進し、肌の内側からふっくらとしたハリを取り戻すアプローチが必要です。
美容鍼がニキビ跡ケアに選ばれる3つの理由

美容鍼は、化粧品では届かない真皮層に直接アプローチし、肌の自然治癒力を高める施術法です。薬のような副作用や美容医療のようなダウンタイムがなく、自然で安全な方法として注目を集めています。
ここでは、美容鍼がニキビ跡ケアに選ばれる3つの理由を詳しく解説します。
血行促進とターンオーバー正常化
美容鍼の特徴的な効果の一つが、血流をアップさせることです。極細の鍼を皮膚に刺すことで刺激された部位の周りの毛細血管が拡張し、血行が促進されます。
血流が改善されると、肌細胞への酸素や栄養素が効率的に届けられ、古い角質が自然と排出されやすくなるのです。
ニキビ跡は傷跡の一種で、肌の組織が破壊された状態といえます。傷ついた部分を修復するためには、血液による十分な栄養補給が欠かせません。美容鍼によって血流が改善されることで、肌の新陳代謝が活発になり、ターンオーバーのサイクルが整います。
肌のターンオーバーが正常化すると、メラニン色素の排出がスムーズになり、色素沈着タイプのニキビ跡が徐々に薄くなることが期待できます。
コラーゲン・エラスチン生成促進
美容鍼がニキビ跡に効果的とされる大きな理由が、コラーゲンとエラスチンの生成促進です。真皮層に鍼で微細な刺激を与えると、細胞が「傷つけられた」と認識し、その部分を修復するために線維芽細胞が活性化されます。
線維芽細胞は、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンを作り出す工場のような役割を担っています。美容鍼による微細な傷が創傷治癒反応を引き起こし、施術後2~3日で増殖期に入ると、コラーゲンの産生が始まります。
2025年のJournal of Cosmetic Dermatologyに掲載された研究によると、美容鍼がニキビ跡の改善に有効性を示すエビデンスも報告されています。30歳から59歳の女性を対象とした無作為化対照試験において、週2回、6週間の美容鍼施術により眉間のシワの改善が確認されており、同様のメカニズムがニキビ跡の凹凸改善にも作用すると考えられています。
凹凸タイプのニキビ跡は、真皮層のコラーゲン損傷が原因です。美容鍼でコラーゲン生成が促進されることで、肌の内側からふっくらとしたハリが生まれ、凹凸が徐々に目立ちにくくなる効果が期待できるでしょう。
自律神経とホルモンバランスの調整
ニキビやニキビ跡の悩みは、実は肌表面だけの問題ではありません。ホルモンバランスの乱れや自律神経の失調が、ニキビの再発やニキビ跡の治りを遅らせる原因となっています。
美容鍼は、顔のツボを刺激することで自律神経系に働きかけ、副交感神経を優位にする効果があります。鍼刺激によって交感神経と副交感神経のバランスが整い、ストレスや疲労によるホルモンバランスの乱れが改善されることが報告されています。
ストレスや生活習慣の乱れで自律神経が乱れると、皮脂分泌が過剰になりニキビができやすくなります。美容鍼で自律神経が整えられると、皮脂の分泌が正常化し、ニキビの再発予防にもつながるのです。
さらに、美容鍼には炎症を軽減する作用もあります。鍼が神経系に働きかけることで炎症が抑制され、赤みタイプのニキビ跡を和らげる効果が期待できるでしょう。このように、美容鍼は肌の表面だけでなく、身体全体のバランスを整えることで、ニキビ跡の根本的な改善をサポートします。
自宅でできる!美容鍼の効果を高めるセルフケア

美容鍼の効果を最大限に引き出し、より早くニキビ跡の改善を実感するためには、施術後の自宅でのセルフケアも重要です。ここでは、日常生活で簡単に取り入れられる3つのセルフケア方法をご紹介します。
食事で内側から美肌サポート
肌は毎日摂取する食べ物の栄養から作られているため、ニキビ跡の改善には体の内側からのケアが欠かせません。特に、美容鍼の施術後2~3日はコラーゲン生成のピークとなるため、この時期に適切な栄養を摂取することで効果が高まります。
| タンパク質 | ビタミンC | ビタミンE | オメガ3脂肪酸 | |
| 肌への作用 | ・肌を構成しているメインの栄養素 ・肌のターンオーバーを正常化 | コラーゲンの合成を促進 | ・抗酸化作用が高い ・血行改善 ・肌のターンオーバーを正常化 | ・炎症を抑える ・肌のバリア機能を高める |
| 多く含まれている食材 | ・赤身肉 ・鶏のささみ ・納豆 ・豆腐 ・卵 | ・柑橘類 ・いちご ・ブロッコリー ・キウイ | ・アーモンド ・アボカド | ・サーモン ・イワシ ・亜麻仁油 |
紫外線対策と保湿ケア
紫外線は、ニキビ跡の色素沈着を悪化させる最も大きな原因です。紫外線を浴びるとメラニン色素の生成が促進され、茶色く残った色素沈着がさらに濃くなってしまいます。また、紫外線によって活性酸素が発生し、肌のバリア機能が弱まったりコラーゲン生成が阻害されたりすることもあります。
紫外線対策の基本は、季節を問わず毎日日焼け止めを塗ることです。室内でも紫外線は降り注いでいるため、SPF30以上の日焼け止めを習慣化しましょう。屋外に長時間いるときは2〜3時間ごとに塗り直し、帽子や日傘も併用することで、より効果的に紫外線から肌を守れます。
保湿ケアも、ニキビ跡改善には欠かせません。肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下し、ニキビ跡が治りにくくなる可能性があります。洗顔後には化粧水でうるおいを与え、乳液やクリームで蓋をして水分や油分を逃さないようにしましょう。
美容鍼の施術後は、肌が栄養を吸収しやすい状態になっているため、いつもより丁寧な保湿ケアを心がけることで効果が高まります。
生活習慣の見直し
どんなに優れた施術やスキンケアを行っても、生活習慣が乱れていては効果が半減してしまいます。肌のターンオーバーを促進するには、規則正しい生活も欠かせません。
十分な睡眠は、肌の再生に不可欠です。睡眠中に分泌される成長ホルモンが、肌細胞の修復やターンオーバーを促進します。美容鍼で副交感神経が優位になると、質の良い睡眠につながり、成長ホルモンの分泌がサポートされるでしょう。
ストレス管理も重要なポイントです。ストレスがたまると自律神経が乱れ、血流やホルモンバランスが崩れてニキビやニキビ跡の悪化につながります。深呼吸、趣味の時間、適度な運動などで、リラックスする時間を意識的に持ちましょう。
腸内環境を整えることも、肌の健康と密接に関係しています。食物繊維が豊富な食べ物を摂取すると、腸内環境が整い、便秘の改善につながります。便秘はニキビの原因にもなるため、キノコや海藻、ゴボウなどを積極的に取り入れましょう。
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美容鍼によるニキビ跡治療に関するよくある質問

Q:ニキビ跡の改善には何回くらい通う必要がありますか?
ニキビ跡の改善には個人差がありますが、一般的には6〜8回程度の施術で効果を実感される方が多いです。初期段階では1〜2週間に1回のペースで施術を受け、約3〜4ヶ月間継続することが推奨されています。
Q:美容鍼とダーマペン、ダーマローラーとの違いは何ですか?
いずれもコラーゲン生成を促す施術ですが、アプローチが異なります。ダーマローラーは感染症リスクがあり、衛生管理が課題です。ダーマペンは複数回通院が必要かつ費用がかさみます。
美容鍼は痛みが少なく、血行促進と自律神経調整も同時に得られる根本的なアプローチです。
Q:施術後に一時的にニキビが増えることはありますか?
美容鍼の施術後に、一時的にニキビが増えたように感じることがあります。しかし、これはニキビが悪化したのではなく、鍼特有の「好転反応」によるものです。
多くの場合、この好転反応は数日のうちに落ち着き、その後は肌の調子が改善されていきます。施術後は保湿を徹底し、紫外線対策を行うことで、好転反応を最小限に抑えられます。
【まとめ】美容鍼でニキビ跡ケアを始める3つのステップ

ニキビ跡の悩みから解放され、自信の持てる素肌を取り戻すために、美容鍼は自然で安全なアプローチを提供します。最後に、美容鍼でニキビ跡ケアを始めるための3つのステップをご紹介します。
ステップ1:自分のニキビ跡のタイプを理解する
まずは、自分のニキビ跡が赤みタイプ、色素沈着タイプ、凹凸タイプのどれに当てはまるかを確認しましょう。タイプによって改善に必要な期間や施術の頻度が異なるため、専門家に相談して適切な施術プランを立てることが大切です。
ステップ2:信頼できる美容鍼専門サロンを選ぶ
美容鍼の効果は、施術者の技術と経験によって大きく左右されます。国家資格を持つ鍼灸師が在籍し、豊富な実績を持つ専門サロンを選びましょう。初回カウンセリングで丁寧な説明があり、施術中もこまめに確認してくれるサロンであれば、初めての方でも安心して施術を受けられます。
ステップ3:施術と自宅ケアを継続する
美容鍼の効果を最大限に引き出すには、最初の3〜4ヶ月間は1〜2週間に1回のペースで継続することが重要です。同時に、食事・紫外線対策・保湿ケア・生活習慣の見直しといった自宅でのセルフケアも欠かさず行いましょう。施術とセルフケアの両方を継続することで、ニキビ跡の改善だけでなく、ニキビができにくい健康な肌質へと導かれます。
美容鍼は、血行促進、コラーゲン生成促進、自律神経調整という3つの作用により、ニキビ跡に多角的にアプローチする施術法です。化粧品では届かない真皮層に直接働きかけ、肌の自然治癒力を高めることで、内側から健やかな美肌を育てます。
自然で安全な方法でニキビ跡を改善したい方は、ぜひ美容鍼という選択肢を検討してみてください。長年の悩みが解消され、鏡を見るのが楽しみになる日々が訪れるかもしれません。
