原因不明の不妊

検査では異常が見られない原因不明の不妊症の場合、日々のストレスなどでカラダが弱っていることが根本原因の可能性が高いです。ここでは、東洋医学的な見地からよくある3つのタイプについてご紹介します。いずれのタイプにおいても、当院では鍼灸や整体などで骨盤内臓神経に働きかけ、骨盤や子宮の血流改善を図っていきます。

原因01

肝虚タイプ

上に熱が上がりやすいため、頭痛やめまい、肩こりなどの症状とイライラしやすい傾向にあります。一方で下半身は冷え性になりがちです。仕事が出来る美人の方が多く、目は切れ長で、キッチリした性格、チャキチャキの社長タイプです。

原因02

腎虚タイプ

腎とは生命力(気)を貯めるところです。腰が低くて物腰の柔らかい方、元気や覇気のない方が多い傾向にあります。水分調整とも関係しているので、めぐりが悪くむくみやすかったり、皮膚が乾燥したり、暑がりで寒がりだったりします。呼吸の浅い方や足腰の悪い人、泌尿器系の疾患がある方も多いです。

原因01

脾虚タイプ

脾とは胃腸であり、この働きが弱ってしまうと、栄養を取り込みにくく虚弱体質になります。口が小さく小食だったり、胃腸が弱くて消化不良や下痢、便秘を起こしやすかったりする傾向があります。手足が冷えやすく、血圧も低い方が多いです。性格的には、いわゆる天然や不思議ちゃんの方が多いのも特徴です。

原因不明の不妊とは

原因不明の不妊は、以下2つの条件があてはまった状態を指します。

  • 血液検査や超音波検査といった一般的な不妊検査で不妊の原因が解明できない
  • タイミングを合わせても半年以上妊娠に至らない

しかし、原因不明の不妊は、原因がないわけではありません。現状の検査では調べられない原因がどこかにあるということなのです。

原因不明不妊の多くは、「ピックアップ障害」だと考えられています。ピックアップ障害とは、排卵された卵子を卵管采がうまくキャッチできない状態のことです。そのため、原因不明の不妊は「機能性不妊」とも呼ばれます。

原因不明の不妊は、全不妊症のおおよそ1025%を占めると言われています。

参考:公益社団法人 日本産婦人科医会|不妊の原因と検査

東洋医学的に考える不妊の原因

東洋医学では、体の冷え血流の滞り内臓機能の低下が原因不明の不妊の要因だと考えます。内臓は、特に肝(かん)と腎(じん)、脾(ひ)のはたらきが重要です。

自律神経や感情の調整を行う臓器。血の貯蔵も担っている。
成長や発育、生殖に関する働きを担っている臓器。
食事を消化・吸収する臓器。消化器全般を指す。 

いずれも、西洋医学における肝臓、腎臓、脾臓と似たはたらきを持っていますが、別物と考えられています。

また、体の冷えと血流、内臓機能は、以下のようにリンクしています。

  1. 体が冷える
  2. 血流が悪くなる
  3. 酸素や栄養が全身へ行き渡らなくなる
  4. 内臓に栄養が届かないため機能が低下する

東洋医学は、体の冷えや血流など、身体全体のバランスを整えることが可能です。その結果、心身が健康になり、原因不明の不妊の改善が期待できます。

ストレスや自律神経の乱れ、骨盤のゆがみも、原因不明不妊症の要因の一つだと考えられています。

原因不明の不妊の改善方法

原因不明の不妊症と診断されたら、その後は以下のどちらかを選択することが一般的です。

  • タイミング療法をおこなう(自然妊娠の可能性を探る)
  • 原因を細かく調べられる精密検査をおこなう

タイミング療法は、不妊治療で最初に行われる方法です。血中や尿中のホルモン値を測り、排卵日を正確に予測することで妊娠を目指します。タイミング療法で妊娠しなかった場合、人工授精や体外受精などへステップアップを勧められます。

精密検査(子宮鏡検査やLH-RHテスト・TRHテスト)をおこなうことで不妊の原因が分かることもあるため、医師と相談しながらベターな方法を選びましょう。

ストレスの解消や自律神経の調整、血流・体温がアップすることで、原因不明の不妊が改善される可能性もあります。

【東洋医学版】原因不明の不妊の改善方法

東洋医学では、鍼灸治療や漢方薬を用いて原因不明の不妊を改善へ導きます。一人ひとりの体質や生活習慣を踏まえた上で、改善を目指す点が特徴です。 

鍼灸治療では、のはたらきを整えるツボや血流を促進させるツボを刺激します。漢方薬は、卵巣機能を整える当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や女性ホルモンのバランスを整える加味逍遙散(かみしょうようさん)が効果的です。

鍼灸治療については、のちほど詳しく解説します。

原因不明の不妊を鍼灸で改善するメリット・デメリット

鍼灸治療で原因不明の不妊を改善するメリットは、自然妊娠を促せる点です。

メリット デメリット
◯自然妊娠を促せる
◯副作用がほぼない
◯ストレス軽減効果もある
✕効果に個人差がある
✕保険適用にならない

鍼灸治療は、内臓の働きを促したり血流をアップしたりすることで、原因不明の不妊を改善へ導きます。薬は使用せず、身体への負担もないため、自然療法や代替医療を望む方におすすめです。

ストレス軽減効果がある点も、鍼灸治療のメリットです。妊娠できないことによるストレスも、原因不明不妊症の要因の一つです。鍼灸治療は、自律神経を整える作用やストレス軽減作用があるため、自然妊娠を促せる可能性があります。

保険適用にはなりませんが、内臓の働きから血流改善、ストレス軽減と包括的かつ根本的な改善が目指せる点が強みです。

鍼灸治療は、体にやさしく自然な方法で原因不明の不妊を改善したい方にピッタリです!

▼不妊鍼灸の実力についてはコチラをご覧ください▼

Te to Teは不妊治療実績が豊富な鍼灸サロン

Te to Teは、三重県では数少ない美容・不妊治療に特化した鍼灸サロンです。不妊治療の実績が豊富な女性鍼灸師が在籍しておりますので、どのようなお悩みでもお気兼ねなくご相談ください。 

完全個室もご用意しております。また、美容施術やケガの治療でお越しになるお客様もいらっしゃるため、周りの目を気にせずにお越しください。

Te to Teは、心と体の両方をサポートすることで原因不明の不妊を改善致します。

LINEで気軽に
相談する

Te to Teの原因不明不妊症の治療方法

Te to Teでは、お客様の体質に合わせたオーダーメイドの不妊治療を行います。

1.肝虚タイプの治療法

鍼灸治療

上に溜まった熱を下げ、下半身の冷えを温める治療を行っていきます。

不妊治療の世界ではしばしば「子宮を温める」という話が出てきます。ですが、実は外から熱を与えて子宮を温めるのは間違った方法です。人間のカラダは表面の体温が35.5度だとしても、深部の体温は37度位と温かくなっており、そもそも子宮を温める必要は無いからです。さらに、外から温めてしまうと、逆に自分で発熱する機能が弱まり、一層カラダが冷えてしまうことにもなりかねません。

当院では、くるぶし周辺の三陰交(さんいんこう)や太渓(たいけい)と呼ばれるツボを刺激することで、脛骨神経に働きかけていきます。脛骨神経に刺激を与えると、同じ高さにある骨盤内臓神経も同調するため、子宮の血流が上がるからです。

 

2.腎虚タイプの治療法

鍼灸治療

背中や腰の張りを解消したり、呼吸を深くしたりすることで、血液やリンパ液の流れを改善し、子宮の血流量を増やしていきます。

病院での不妊治療では腰背部のコリや張りを気にされることは無いと思います。ですが、背中周りの筋肉がガチガチに緊張していると、それらと繋がるお腹側の筋肉も緊張してしまいます。すると、仙骨周辺から子宮まで伸びている骨盤内臓神経が圧迫されてしまい、子宮への血流量も減ってしまうのです。ですから、鍼灸や整体などで背中や腰の張りも解消していきます。

 

3.脾虚タイプの治療法

鍼灸治療

胃腸が弱ると子宮にも十分な栄養が届かず、不育症などの原因となってしまいます。

現代社会では、添加物や化学調味料などにより、知らず知らずのうちに胃腸がダメージを負っています。カフェインやアルコールだけでなく、栄養ドリンクやジュース、コンビニ食やファーストフード、スナック菓子など、日々の生活に溢れかえっています。こうした食生活を続けると、胃腸の修復に栄養やエネルギーが向かってしまうため、生殖機能までそれらが届かず、体質改善も追いつかなくなってしまいます。

そのため、足の太陰脾経(たいいんひけい)にある三陰交などのツボを刺激したり、飲食の不摂生を改善したりして、胃腸の調子を整えながら、骨盤内臓神経を刺激していきます。

Te to Teスタッフおすすめ!不妊に効果的なツボ3選

不妊治療の実績が豊富なTe to Teスタッフの不妊改善におすすめのツボ3つ紹介します。

太衝(たいしょう)は、肝のはたらきを整えるツボです。肝は血を貯蔵する役割を担っており、妊娠と深い関わりがあります。

太渓(たいけい)は、腎の働きを整えるツボです。生殖器系疾患、婦人科系疾患に使われるツボで、不妊治療にも効果を発揮します。

三陰交(さんいんこう)は、脾のはたらきを整え、お腹や足を温める作用があります。婦人科疾患の特効穴とも言われており、不妊治療に欠かせないツボです。

今回紹介した3つのツボは、すべて触りやすい場所にあるため、セルフケアにもってこいです。これらのツボを押したり温めたりして、自宅での原因不明の不妊対策にご活用ください。

とにかく今すぐ簡単にセルフケアをしたい方には、ツボ押しがおすすめです。気持ちがいいと感じる程度に5秒間優しく押しましょう。1つのツボにつき3〜5回繰り返すのがおすすめです。

よりしっかりとセルフケアを行いたい方は、お灸がおすすめです。お灸には、内臓を温め、血流をよくする効果が期待できます。温かく気持ちいいため、リラックス効果やストレス軽減効果も期待できます。1日1回、各ツボにお灸をすると効果的です。

お灸は、どなたでもご自宅で気軽に行えます。Te to Teでも販売しておりますので、ご興味がおありの方はお気軽にお声掛けください。

Te to Teの
ネットショップを見る

Te to Teの不妊治療に関するお客様からのお声

お客様の声

Te to Teで不妊治療を受けられたお客様のお声を一部ご紹介します。原因不明の不妊にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

30代女性

不妊治療のため昨年の9月から週に一度通い始めました。まず身体がとても元気になりました!それにも驚いたのですが、足先はいつも冷たく、冬場は氷のような冷たさだったのですが、通い始めてから体がどんどん温かくなり基礎体温も36度を常に超えるようになりました。自分がまず驚きましたが、旦那さんもとても驚いたほどです。

体外受精を行うにあたり、鍼灸に通い始めたのですが、通い始めて半年後に体外受精を行い、1度目で赤ちゃんを授かることができました。妊娠後悪阻がとてもひどく(私の場合は吐きづわりでした)藁にもすがる思いで治療にいったところ、治療を受けた2日後から悪阻がなくなりました!それまで毎日何回も吐いていたのに全く吐くこともなくなり、好きなものを好きなだけ食べられるようになりました!

鍼の力は本当にすごいなと身体で実感しています!妊娠後も変わらず通わせていただきたいと思います(^o^)

引用:しんきゅうコンパス

 

30代女性

不妊治療に取り組んでいる時に、友人から鍼治療を紹介され通院を始めました。

不妊治療だけでなく、その日の体の調子に合わせて鍼やお灸をしてもらうことができたので、仕事の疲れも取れるし良い気分転換にもなりました。

先生も何人かみえますが、みんな話やすいし、得意分野がそれぞれにあるので自分に合った先生とも出会えると思います。

1年くらい通い、現在は妊娠6ヵ月になりました。鍼をしたら妊娠するとは言えないかもしれませんが、リラックスできるし、体に良いことをしているので私は通って良かったなと思っています。産婦人科での治療内容に合わせて毎回の治療を考えてくれることも安心に繋がりました。

妊娠初期のつわりがツライ時も、鍼をしてもらうと楽になりました。薬に頼れない時期に、ツボを教えてもらえたのも良かったです。

妊娠を希望している方は1度体験してみると良いと思います。今後もお世話になるつもりです。

引用:しんきゅうコンパス

40代女性

不妊鍼灸でお世話になっています。きれいで清潔な施術室にどんな話も耳を傾けてくれる先生方、とてもリラックスできます。

又、針の痛みは気にならない程度でお灸の熱さも都度声をかけて対応して頂けるので安心して施術を受けられました。高齢の為、まだ妊娠には至っていませんが、鍼灸に通い出してからの変化は下記の通りです。

・鼻呼吸ができるようになった。(鼻炎の症状の緩和)
・疲れづらくなった。
・通い出してから風邪をひいていない

血流がよくなって来たと実感できます。

不妊治療費用+鍼灸費用となれば高額になりますが、卵子の状態がいい時期に鍼灸を始めていればもっと妊娠に近づけたかなぁ。

美容院、エステの感覚で通える鍼灸院だと思いますので迷っている方は始めやすい鍼灸院だと思います。

引用:しんきゅうコンパス

 

【まとめ】自然な治療法で原因不明の不妊を改善しよう

原因不明の不妊は、鍼灸治療によって改善される可能性があります。身体への負担や副作用もないため、薬に抵抗がある方や自然療法を望む方におすすめです。

妊娠できないことによるストレスも、原因不明不妊症の要因の一つと言われています。不安やストレスに押し潰される前に鍼灸のチカラを試してみてください。私たちが全力でサポート致します。

鍼灸治療によって原因不明の不妊が改善された方は多くいらっしゃいます。身体にやさしい治療法で、新しい家族をお迎えする準備をしましょう。