風邪

「風邪は万病の元」と言われる通り、風邪で身体が弱ると免疫力が低下してしまうため、様々な病気を併発しやすくなってしまいます。ですから、風邪になりにくい体質を作ることは、健康を維持するためには必要不可欠です。

原因01

ウイルス

風邪の原因の大半はウイルスです。悪寒や鼻水、喉の痛み、くしゃみや咳、熱などの症状は、こうしたウイルスに対して身体が戦っている証拠(防衛反応)です。

風邪によるつらい症状に悩まされていませんか?

  • 発熱
  • 鼻水・鼻づまり
  • くしゃみ
  • 喉の痛み
  • 頭痛

風邪は誰もがかかったことがある身近な病気です。数日から数週間で自然と改善されますが、症状が長引いたり悪化したりすると仕事や日常生活に支障が出てしまいます。

そのため、風邪を引きにくい体を目指すことや風邪の初期段階で対策を打つことが大切です。

 

風邪の原因はほとんどがウイルス

風邪の原因は、80〜90%がウイルスです。ライノウイルスやRSウイルスなどが体内に入り、感染することで発症します。

残りの1020%は、細菌やマイコプラズマなどウイルス以外による感染です。

【風邪の原因となるウイルスの例】

ウイルス 特徴
ライノウイルス 風邪の原因の3040%を占める。
主に鼻風邪を引き起こす。
RSウイルス 特に冬に多い。乳幼児に感染すると
肺炎や気管支炎を起こす場合がある。
パラインフルエンザウイルス 子供に感染すると大人より重症になりやすい。
インフルエンザウイルスとは別物。

参考:くすりと健康の情報局 

【東洋医学版】風邪の原因

画像引用:DHC|意外と知らない?風邪の話

東洋医学では、風邪は“かぜ”ではなく“ふうじゃ”と呼びます。ウイルスという存在が知られていなかった時代には、風による邪気である“ふうじゃ”が体に悪い影響を及ぼすと考えられていました。

冬の風邪は、風邪(ふうじゃ)だけでなく寒邪(かんじゃ)も影響するとされています。

 

【東洋医学版】風邪の3つタイプ

東洋医学では、風邪は以下の3タイプに分類されます。

風寒(ふうかん)タイプ 風邪と寒邪が侵入することで起こる。
主な症状は、寒気や鼻水。
風熱(ふうねつ)タイプ 風邪と火邪(かじゃ)が侵入することで起こる。
喉が腫れたり熱が出たりするのが特徴。
暑湿(しょしつ)タイプ 湿邪(しつじゃ)が
胃腸の働きを低下させることで起こる。
主な症状は下痢や嘔吐などの消化器症状。

タイプによって改善方法も異なります。こちらについては後ほど解説します。

風邪の症状のメカニズム

画像引用:くすりと健康の情報局

風邪は、ウイルスが鼻や喉の粘膜に付着することで発症します。

【風邪が発症するメカニズム】

  1. 接触感染、飛沫感染、空気感染などによって体内にウイルスが侵入する
  2. ウイルスが鼻や喉の粘膜に付着し、増殖する
  3. ウイルスを排除するために免疫細胞が活性化する
  4. サイトカインという炎症物質が放出される
  5. 炎症物質の影響で、くしゃみや鼻水などの症状が起こる

また、熱が出るのはウイルスが熱に弱いためです。体温が高いと免疫機能も上がるため、熱を出すことでウイルスを排除しようとはたらきます。

 

風邪の予防・改善方法

風邪を治すには、十分な睡眠と栄養・水分補給が一番です。

予防方法 うがい、手洗い、睡眠
バランスの取れた食事、マスクの着用
改善方法 睡眠、休養、保温
栄養・水分補給、加湿

風邪の予防にも改善にも、睡眠とバランスの取れた食事が欠かせません。また、体温が低いと免疫力が下がりやすくなるため、体温を上げることも大切です。

 

【東洋医学版】風邪の予防・改善方法

東洋医学では、風邪(ふうじゃ)や寒邪に負けないバリアを作ることが風邪の予防につながると考えます。そのバリアを衛気(えき)と言います。

衛気を高めるには、適度な運動大椎(だいつい)というツボを温めるのがおすすめです。大椎の場所は、後ほどご紹介します。

改善方法は、風邪のタイプによって異なります。

風寒タイプ 体を温めて寒邪を排出する
風熱タイプ 水分を補給することで
体の乾きや熱を落ち着かせる
暑湿タイプ 消化に良いものを食べて
体の水分を排出する

風邪といえば葛根湯をイメージする方も多いでしょう。葛根湯には、体を温める作用胃腸の働きをよくする作用があるため、風邪に効果的とされているのです。

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鍼灸で風邪を改善するメリット・デメリット

鍼灸治療は、風邪の症状をおさえるだけでなく風邪を引きにくい体質を目指せる点がメリットです。

メリット デメリット
・副作用がほぼない
・風邪を引きにくい体質を目指せる
・他の不調も改善される可能性がある
・効果に個人差がある
・保険適用にならない

鍼灸治療を受けることで、血液など全身の巡りが良くなります。それにより体温が高まり、免疫機能や自然治癒力も高まるのです。

免疫力が高まることで風邪をひきにくくなり、自然治癒力が高まることで風邪から早く回復できるようになるでしょう。

さらに、鍼灸には炎症や痛みを抑える作用もあります。鼻水や鼻づまり、くしゃみ、喉の痛みなどに効果的なツボを活用すれば、薬を使わずに風邪の症状の改善が可能です。

副作用もないため、お薬を服用中の方や妊娠中の方、お子さんでも安心して治療を受けられます。

 

 

効果が現れるまでに時間がかかることもありますが、薬などを使用しない風邪治療を受けたい方に最適です。

 

鍼灸による風邪治療に関するよくある質問

よくある質問

Q.風邪をひいた時に鍼灸治療は受けられますか?
A.受けられます。鍼灸には風邪の症状を抑える作用免疫力を高める作用があるため、風邪の症状が楽になる可能性があります。
Q.咳に効くツボはどこですか?
A.咳を抑える作用があるツボは、天突(てんとつ)尺沢(しゃくたく)中府(ちゅうふ)などです。
Q.鼻水や鼻づまりを改善するツボはどこですか?
A.迎香(げいこう)印堂(いんどう)合谷(ごうこく)などは、さまざまな鼻の症状を抑える作用があります。

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Te to Teでは、鍼灸治療によってウイルスと戦う免疫力を高めることで、風邪をひきにくい体質へと導いていきます。また、睡眠時間の短さや食生活の乱れも免疫力を低下させるため、こうした生活習慣へのアドバイスも同時に行っています。

今つらい風邪の症状はもちろんのこと、風邪の予防や体質改善、免疫調整の治療も可能です。

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Te to Teスタッフおすすめの風邪に効くツボ3選

風邪の改善や予防には、ツボ押しお灸が最適です。以下、風邪に効果的なツボを3つ厳選してご紹介します。

大椎は、体温上げる作用があるツボです。寒気がある時に温めるといいでしょう。喉や鼻の症状にも効果的です。温かいペットボトルやドライヤーを当てるのもおすすめです。

天突には、喉の痛みや咳の改善作用が期待できます。迎香は、鼻水や鼻づまりなどに効果的なツボです。

ツボ押しをする際は、気持ちがいいと感じる程度に5秒程度優しく押しましょう。1つのツボにつき35回繰り返すのがおすすめです。

お灸は、1つのツボにつき1個を目安に行いましょう。

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【まとめ】鍼灸で風邪に負けない体づくりを!

鍼灸治療は、風邪の改善だけでなく予防にも効果的です。体温を上げる作用や免疫のバランスを整える作用もあるため、風邪以外の不調も一緒に改善できるかもしれません。

薬を使用しないため、副作用がなかったり体への負担がなかったりする点もメリットです。

鍼灸で体の調子を整えて、風邪や不調に悩まされない元気な毎日を目指しましょう!