”逆子”でお悩みではありませんか?
- 妊娠28週以降で、お医者さんから「逆子ですね」と言われた
- 逆子体操をしているのに逆子が戻らない
- 張り止めの薬を飲んでも、動悸がするだけで直らなかった
- 帝王切開はしたくない
そんなお悩みを抱えている妊婦さんのために、Te to Teでは鍼灸による逆子治療を行っています。
逆子とは
逆子は、胎児の頭が下(子宮側)に向いていない状態のことです。
妊娠中期(16週〜27週)までは、胎児は子宮内で自由に動きます。そのため、妊娠中期までは約40%の方に逆子が見られ、決して珍しいことではありません。
妊娠後期(28週〜39週)になると頭が重くなるため、ほとんどの場合頭が下に向くようになります。しかし、逆子が改善されなかった3〜5%の方は、そのまま出産を迎えます。
逆子のリスク
逆子であっても胎児自体に問題があるわけではありません。逆子のリスクは出産時に影響します。
【逆子のリスク】
- 出産に時間がかかる
- 産道からへその緒が出てしまう
- 帝王切開の可能性
逆子の場合、ほとんどが帝王切開でのお産になります。通常の分娩では、難産になったり産道からへその緒が出てしまい(臍帯脱出:さいたいだっしゅつ)赤ちゃんに酸素を送れなくなる等、母子ともにリスクが高まるためです。
逆子の原因
逆子の原因は、はっきりとは解明されていません。しかし、以下のような要因が関係していると考えられています。
【西洋医学的に見た逆子の原因】
- 子宮筋腫など子宮の形態異常
- 骨盤の幅
- 胎盤異常
- 羊水過少・過多
- 多胎妊娠(双子など)
【東洋医学的に見た逆子の原因】
- ストレス
- 冷え・のぼせ
- 水分お滞り
逆子の原因はさまざまかつ明確にはなっておらず、自身の努力ではどうにもならないこともあります。そのため、「逆子になってしまったらどうしようもないの?」と不安に感じる方もいるでしょう。
しかし、安心してください。逆子の予防や改善に効果が期待できる方法があります。
逆子にならないための過ごし方
逆子を予防するポイントは以下の4点です。
- お腹や体を冷やさないようにする
- 無理のない範囲で適度に運動をする
- 背伸びや高い所のものを取ることを避ける
- ストレスをためず健康的な生活を送る
逆子は多くの方が経験するもので、分娩時には95%の方が改善されます。そのため、あまり神経質になる必要はありません。
健康的な生活をしつつ、心と体を労るようにしましょう。
適度な運動は、東洋医学的に見た逆子の原因であるストレス、冷え・のぼせ、水分の滞りにも効果的です!
逆子の改善方法
最終的には「ほとんどの場合、逆子は改善される」と分かっていても、実際に逆子になると不安に感じてしまうことでしょう。
逆子は、原因が不明なため予防や改善方法も明確にはなっていませんが、以下の3点が効果的とされています。
【逆子の改善方法】
- 逆子体操
- 外回転術
- 鍼灸治療
逆子体操
逆子体操は、赤ちゃんが回りやすくなることを期待して行う体操です。体操といっても激しい運動をするわけではありません。特定のポーズをとるだけの簡単なものになります。
逆子体操には主に以下の3種類があります。
- 胸膝位(きょうしつい):うつ伏せになり、頭の下にクッションを置きます。頭と胸を床につけ、膝をたててお尻を高くした状態をキープしましょう。
- 側臥位(そくがい):横向きになって寝る方法です。赤ちゃんの背中が上になる向きで横になりましょう。
- ブリッジ法:仰向けになり、両ひざを立て腰幅に開きます。腰の下にクッションを入れ、腰を高くした状態をキープしましょう。
参考:札幌みらいクリニック
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⚠逆子体操は医学的に有効性が認められているものではありません。推奨するドクターもいれば、推奨しないドクターもいます。実際に逆子体操を行う場合は、ドクターに指導してもらいましょう。
外回転術
外回転術は、ドクターがお腹の外側から手を使って赤ちゃんを回転させる方法です。子宮の筋肉の緊張を和らげる薬や麻酔を使用するため、リスクもあります。また、一定の条件を満たさないと行えないため、すべての方が受けられるわけではありません。
外回転術によって逆子が改善される確立は60〜70%と言われています。
鍼灸治療
お灸は、逆子改善に昔から活用されていた治療法です。医学的な有効性は明確になっていないものの、有効性を示す研究報告もあります。
鍼灸治療を勧めるドクターも大勢いますよ!
Te to Teの逆子治療
Te to Teでは、至陰や三陰交のツボにお灸をしたり、身体に鍼を打って刺激を与えたりします。妊娠28〜34週までであればかなりの高確率で戻すことができますが、35週を過ぎると成功率が50%以下と一気に下がってしまうため、早めにご来院されることをお勧めします。施術の目安は3~8回程度です。
実際、妊娠33週の逆子の妊婦260人を対象にした臨床試験では、妊娠35週目の時点でお灸をした群の75.4%が頭位になっていた(しなかった群は47.7%のみ)と報告されています。(Francesco Cardini, MDら)
(参考文献:お灸で骨盤位(逆子)が治る)
【ツボの場所】
- 至陰(しいん):足の小指の生え際の角の外側。逆子治療の代表的なツボ
- 三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上、骨のキワ。血のめぐりをよくするツボなので、体を温めるのに最適
手軽にできるセルフお灸もおすすめ
至陰や三陰交は、ご自宅にいながらご自身でも温めることもできます。どなたでも手軽に行えるセルフお灸があるので、ぜひご活用ください。
逆子改善効果が期待できるのはもちろんのこと、全身が温まりリラックスもできますよ。
セルフお灸が買えるオンラインショップはこちら
セルフお灸はお腹を潰してしまわないよう、ご家族などに置いてもらうのがおすすめです。ご自身で行う場合も、できるだけお腹を潰さない状態で行いましょう。
お客様のお声
実際にTe to Teで治療を受け、ご自宅でもセルフお灸を行ってくださったお客様のお声をご紹介します。
毎回優しく私の体調を気遣って頂き感謝します。自分でも施術してもらう前は身体冷えてるなぁと思うのですが、施術してもらった後は身体がポカポカ暖かくとても心地いいです(´ー`)冷えや逆子に効くお灸の置く場所を教えてもらったので家で頑張ってます!また次回もよろしくお願いしますm(_ _)m
引用:しんきゅうコンパス
ツボの場所やお灸の使い方を分かりやすく説明致しますので、お気軽にお問い合わせください。
逆子の鍼灸治療のメリット・デメリット
逆子の鍼灸治療は、メリットがたくさんです。しかし、わずかではありますがデメリットも存在します。
それぞれを理解した上で、ぜひ逆子の鍼灸治療を検討してみてください。
メリット
- 母子ともに負担が少ない
- マイナートラブルにも効果的
- 成功率が高いと言われている
- デメリットが少ない
鍼灸による逆子治療の一番のメリットは、デメリットがほとんどないことです。リスクがほぼなく、とある研究によると成功率は約90%もあると言う結果が出ています。
参考:日本医事新報社
妊娠中のつわりや貧血、腰痛などといったマイナートラブルにも効果的なので、一石二鳥です。
デメリット
鍼灸による逆子治療のデメリットは、まれに軽いやけどができる可能性がある点です。しかし、可能性は低いと言っていいでしょう。
また、お灸によっては火を使わないものもあります。火を使わないものであればやけどの心配もありません。
逆子治療に関するQ&A
逆子の鍼灸治療に関するよくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。
- Q. 鍼灸治療で逆子が治る可能性は?
- A. 30週目頃までであれば、約90%と言われています。36週を過ぎると、赤ちゃんが大きくなり動きにくくなるため、早めの治療がおすすめです。
- Q. 逆子治療はいつ頃始めるべき?
- A. 28週頃の「逆子とわかった」時点で始めるのがおすすめです。28〜31週頃は赤ちゃんが動きやすく改善しやすい時期とされています。
- Q. 逆子治療は何回受けるべき?
- A. 週1〜2回の施術を合計3〜6回程度受けるのが一般的です。1〜3回で改善される方もいます。
しかし、担当する鍼灸師や鍼灸院、妊婦さんの状態によって異なるので、まずは相談してみましょう。
【まとめ】鍼灸で逆子が改善される可能性は高い
逆子の原因は明らかになっていませんが、鍼灸治療の有効性を示す研究結果は出ています。鍼灸による逆子治療はデメリットがほぼなく、マイナートラブルにも効果的です。
「逆子体操をしても治らなかった」「帝王切開はなるべく避けたい」そんな悩みを抱えた多くの妊婦さんが、鍼灸治療で逆子を改善させています。
ドクターと鍼灸師のダブルサポートで心と体をベストコンディションへ持っていき、母子ともに健康に出産を迎えましょう!